白髪の人は男性型脱毛症にならない?現在のかつら

「白髪の人はハゲない」とは昔からよく言われることです。
この説の根拠は、男性の頭髪は「脱毛タイプ」と「白髪タイプ」のどちらかに分けられると思われているからです。「若いころから白髪になる人はハゲない」という説は特に根強く浸透しています。
「ハゲない=男性型脱毛症にならない」という意味で、確かに若白髪の男性はあまり男性型脱毛症の人が少ないようです。
しかし、白髪が進んでくると黒い髪よりも目立つので、ハゲないと誤解されているだけです。白髪でも男性型脱毛症にかかる人は結構います。
白髪の毛根にある毛乳頭細胞が黒髪の毛乳頭細胞に比べて、男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)の影響を受けにくいかということはまだ解明されていません。つまり、白髪が黒髪より抜けにくいという科学的根拠はまだ解明されていないということです。
男性型脱毛症の治療方法には、投薬や植毛がありますが、かつらや部分かつらを着ける方法もあります。かつらは頭全体に着けるもので、部分かつらは薄毛が進行するなどして部分的に薄くなったり、失った部分に着けるものです。
かつらを利用する人は結構多いです。
若くして男性型脱毛症が深刻な状況まで進行して投薬治療では回復できない、円形脱毛症で思い症状がある、外傷で髪を失った、抗がん剤の副作用で脱毛した、などの方々です。
かつらを着けた後は、精神的な安定を得る人が多いという報告もあります。QOLの向上に役立っていると言えます。
かつら用の毛髪は人毛を使うのが一般的ですが、最近では人毛を上回る優れた素材(バイタルヘア)なども登場しています。昔よりもクオリティが上がり、化学樹脂を使った人工皮膚の使用により生え際が目立たなくなっています。